最近では日本人の宇宙飛行士「野口聡一」さんが国際宇宙ステーションに長期滞在など活躍されていますが、宇宙飛行士になるにはいったいどうしたらいいのでしょうか?
最近、日本人の宇宙飛行士の高齢化が進んできているそうで、2021年秋にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が13年ぶりに宇宙飛行士を募集するそうです。
理系しか宇宙飛行士になれなかったところ今回は文系でも可能になるという声も聞きます。
今回は、宇宙飛行士になるにはどうすればいいのか下記についてまとめていきます。
- 宇宙飛行士になるための条件は?
- 選抜試験はどんなもの?
- 英語力やロシア語能力は必須
- 文系でも可能?
また年収も気になります。では早速見ていきましょう!
目次
宇宙飛行士になるには?
宇宙飛行士になるには、JAXA(宇宙航空研究開発機構)による宇宙飛行士候補者選抜試験に合格しなければなりません。
この選抜試験は、4段階に分かれ、長期にわたって候補者を選抜します。
2021年秋に13年ぶりに宇宙飛行士候補者選抜試験を実施します。
今まで宇宙飛行士の選抜試験は不定期で行われていましたが、今後は5年ごとに行われるという事です。
ちなみに前回の募集の2008年には志望者963名の中から2名が選ばれました。
候補者に選ばれてから実際に宇宙飛行士として認定されるまでには厳しい訓練を乗り越える必要があるので、すぐに宇宙飛行士として宇宙に滞在できるわけではありません。
※JAXA(宇宙航空研究開発機構)・・・日本の航空宇宙開発政策を担う文部科学省所管の国立研究開発法人です。
宇宙飛行士になるためのステップ
① 宇宙飛行士候補者選抜試験に合格→② 基礎訓練を2年以上積む→③ 宇宙飛行士として認定される。
JAXAの公式サイトは下記から。
宇宙飛行士になるための条件は?
では宇宙飛行士になるための条件はどんなものがあるのでしょうか?
2021年の募集条件は緩和される可能性が出ています。
以前の募集条件と緩和が検討されている募集条件を比較してみました。
これまでの募集条件
前回の応募条件 |
自然科学系(理系)の大学卒業以上 |
自然科学分野における研究・設計・開発・製造・運用等に3年以上の実務経験 |
水着及び着衣で75m、25m×3回泳げる事。10分間の立ち泳ぎができること |
日本人宇宙飛行士として相応しい教養 |
10年以上JAXAに勤務可能 |
2021年から見直し検討中の案
見直し検討案 |
大学・大学院・短大・高専・専門学校卒業以上(分野は問わない) |
3年以上実務経験あり(分野は問わない) |
泳げる事は条件として含めない。(訓練で習得していただく) |
日本人宇宙飛行士として相応しい教養は、選抜で評価する。募集条件としては求めない。 |
10年以上JAXAに勤務可能な事は応募条件に含めない事も検討中 |
募集条件がかなり緩和されるかもしれませんね!
まだ検討中という事ですが、大幅に緩和されるものと思われます。
英語力やロシア語能力は必須?
宇宙飛行士になるには英語力はもちろん、ロシア語能力も必要だと言われています。
英語力は、世界各国から集まった宇宙飛行士との会話は英語になるので日常会話以上の会話力は必須という事になります。
また、宇宙飛行士に認定前にアメリカ人との面接もあるようなので前もって英語の勉強をしておくといいですね。
また、ロシア語が必要となる理由は、宇宙に行くための手段は、ロシアのソユーズロケットが担っているため、ロシア語も必須という事になります。
アメリカのスペースシャトルは2011年に引退してしまったので、現在は宇宙に行くにはロシアから行くことになります。
選抜試験はどんなもの?
宇宙飛行士になるための第一段階のJAXA(宇宙航空研究開発機構)による宇宙飛行士候補者選抜試験の内容を簡単に紹介します。
ちなみに選抜試験は大きく4つあり、かなり時間がかかり、約10か月間にも及びます!
- 1.応募書類と英語試験(リスニング)
- 2.一次医学検査、一般教養、基礎的専門試験、心理適応検査
- 3.二次医学検査、面接試験(心理、英語、専門、一般)
- 4.長期滞在適応検査、泳力の試験、面接試験(総合)
まずは、書類選抜を経て、第一次審査で一般教養などの筆記試験が行われます。その後第二次審査で面接試験、三次審査で泳力の試験や面接が行われます。
この試験を約10か月間の間に実施されます。
仕事をしながらこの試験に臨む方がほとんどなので両立が結構大変という事です。
職場での理解も必須ですね。
宇宙飛行士の年収は?
日本人宇宙飛行士の場合はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に勤務する事になります。
という事で、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の給与形態が採用されます。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の給与は、常勤職員で平均800万円ぐらいのようで、賞与が年250万円ぐらいのようです。
年収と賞与を合わせて約1000万円程が宇宙飛行士の年収になります。
まとめ
最近、日本人の宇宙飛行士の高齢化が進んできているそうで、2021年秋にJAXA(宇宙航空研究開発機構)が13年ぶりに宇宙飛行士を募集するとの事で、応募条件などを調べました。
応募条件を大幅に緩和する事も検討されているので宇宙飛行士夢見る人にとってはチャンスが広がりますね!
採用試験は2021年秋の予定との事です。